月刊しじみ「チョコレート中毒」(院内新聞2月号)


 

月刊しじみ (院内新聞2月号) 担当山本 

「チョコレート中毒」

2月といえば・・・バレンタインですね!

チョコレートは美味しくて大好きです!!

ですが、わんちゃん・ねこちゃんにとっては

『危険』な食べ物です!

チョコレート中毒とは?

チョコレートには原材料であるカカオに含まれている

テオブロミンという成分が入っています。

これが中毒の原因となるとともに、このテオブロミンという成分を

代謝する能力がとても低いのです。

中毒症状は?

嘔吐・下痢などの消化器症状

興奮・抑うつ・不整脈・ケイレン・死に至る昏睡などもあります。

痙攣

 

どのぐらい食べたら危険なのか?

テオブロミンの量によって変わってきます。

カカオ含有量が多いチョコレートの方が危険になります。

体重1kgあたり50mg~100mgで症状がでて

体重1kgあたり250mg~500mgで50%の割合で死に至るとも言われています。

 

メーカーにもよりますが

我が家の愛犬しじみ1.5kgが

カカオ99%の板チョコ(45g)を食べてしまったら・・・

10分の1枚~5分の1枚で中毒症状

半分~1枚で死に至る危険もあるということです。

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ミルクチョコの場合は

ミルクチョコの板チョコ(70g)

カカオの成分が少ないので

3分の1枚~6分の1枚で中毒症状

1.3枚~2.8枚で死に至る危険もあるということになります。

 

カカオ99%は苦くて嫌がる子もいるでしょうが

量的には食べきれる量ですね・・・

ミルクチョコは量は多くなりますが美味しくて食べてしまいそうです。

バレンタインを手作りされる場合など

お気をつけください!!

※また包み紙のまま食べて詰まってしまうという危険もありますので

万が一食べてしまった場合はすぐにご連絡お願いします。

注:この内容は2015年1月から2月に院内で掲示していたものです。

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